胡蝶蘭が誕生した歴史とは

特別な時に使われるイメージの強い胡蝶蘭。
見た目の華やかさ、豪華さはまさに特別感の強い花といえますね。
胡蝶蘭はどんな花なのか、まずはそんな基本的なことについてご紹介します。
胡蝶蘭は熱帯雨林気候の環境で育つ植物です。
熱帯雨林気候というと雨が多いイメージでしょうが、実はそうでもありません。
ザーッととんでもない量が振ることもあれば、全く降らない時期もあり、日照りのように暑さが続くこともあるのが熱帯雨林気候の特性です。
こうした特性を活用して育つ胡蝶蘭は暑さや乾燥、また湿度にも強いという特徴をもっています。
熱帯雨林の夜は温度が低くなるものの、湿度が高いのですが、そんな環境を生かした能力も持っているのです。
胡蝶蘭は夜間に二酸化炭素を吸収して植物内に留め、根の水分補給用に貯蓄しています。
そのため、雨が少なく乾燥する環境にあっても、溜め込んだ二酸化炭素で水分を補給することが可能。
自分で水分調節ができる植物なのです。
ただし寒さは最大の弱点です。
育った環境は温かい気候の為、寒さに対する耐性をもちあわせていません。
そんな胡蝶蘭、見た目の美しさがなんといっても最大の特徴です。
蝶が羽を開き、まさに舞い飛びそうなそんな姿をしています。
しかも花言葉もその見た目通りに、幸せを舞いこむとのこと。
幸せな未来を願う環境にうってつけの花といえます。
胡蝶蘭は多くの特別な場面で使われる花ですが、いつから誕生しここまで使われるようになったのかご存じでしょうか。
こちらではそんな胡蝶蘭も歴史を始め、日本で特別な場面で使われるようになった時期や背景についてまとめました。